十五夜も過ぎ、ずいぶんと過ごしやすい陽気になりました。
トンボが気持ちよさそうに飛び交う秋の夕暮れ・・・
来週は秋分の日ですね。
余談ですが、とんぼ(蜻蛉)は「勝ち虫」と呼ばれる縁起物です。
前にしか進まないことから「不退転」の精神の象徴として武士に好まれ
兜や鎧、刀の鍔、陣羽織などの装飾に用いられたと伝えられています。
武士、つまり男の勝ち虫だったのですね。
さて、男の包丁といえばイメージするのが「出刃包丁」
本日は「堺包丁の實光刃物」から匠練銀三 出刃 包丁です。
まずはその出で立ちから。
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堺實光 匠練銀三(銀三鋼) 出刃18cm |
期待通りのこのフォルム。これぞ「出刃包丁」ではありませんか!
出刃包丁は元禄の時代に大阪の堺で作られた和包丁の一つ。
刃が厚く重量もあるので、刃が欠けにくいことが特徴です。
日立金属の高級素材 安来銀三鋼 を使用した「堺實光 匠練銀三」
古くから日本独自の発展を遂げた「たたら製鉄法」
これが玉鋼による精錬により千年を超えて伝承されて
現在の包丁の高級鋼として受け継がれています。
銀三 (ぎんさん)は、クロムを12%以上含んでいます。
包丁の材質としては炭素系(サビる材質:青鋼、白鋼など)と同じくらいの硬さと切れ味で
プロの料理人をも唸らせ、海外からも高い評価を得ています。
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刃身:銀三鋼(片刃) |
サビに強い材質を好まれる方には、特におすすめです。
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柄部:水牛口輪柄 |
口輪(黒い部分)に水牛の角
柄には朴の木(ほうのき)を使用。
柄造り専門の職人が1本、1本手作業で作成するこの包丁は
使い込むほどに指の跡ができ自分の手に馴染む逸品です。
刃渡りは
120mm, 135mm, 150mm, 165mm, 180mm, 195mm, 210mm, 225mm, 240mm, 270mm, 300mm
全11種類を展開していますので、使い勝手と用途に合わせて最適なものが選べます。
長い歴史に培われた技術から生まれた名刀。
出刃包丁を新調するなら、堺實光 匠練銀三がお勧めです。
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